体力を使い果たしたと思われる出産が終わっても、実際にはそれは始まりの合図なのです。へその緒を切ったその時点から赤ちゃんとの日々はスタートします。産後はお母さんの体も元に戻っていないし、出産の時の痛みが残る場合も多い。だから本当は自分の体の回復に専念したいと思うお母さんがほとんどというくらいです。それでもそんなことは許されません。
「おっぱい、オムツ、暑い、寒い、眠い」……あらゆる理由で赤ちゃんはお母さんを必要とします。しかも、お母さんは自分の体が万全でない状態でそれをこなさないといけません。
こうなると、出産にかかる15時間なんて、短いものだと思ってきますよ。なにせ、育児は24時間365日です。私の場合、ふたりの息子がふたりともおっぱいをしょっちゅう欲しがりました。日中はなんともなく付き合えますが、夜も1時間おきに欲しがったので、正直大変でした。夜に1時間おきにおっぱいのために起きて寝不足でも、次の日眠ることはできません。そしてまた、同じような夜が来ます。それが数ヶ月間続きました。
他には、とにかくお母さんの抱っこじゃないと機嫌が悪い、粉ミルクなのにお母さんからじゃないと飲まない、などなど、赤ちゃんによってこだわりがあります。しかし、どの赤ちゃんにも共通することは「お母さんを求める」こと。
こういう時に必要なのがやはり体力。体力があれば、無理なく赤ちゃんに付き合えるのです。体力がないと、産後は立ち上がることさえつらくなってしまう場合もあります。
そして、この体力勝負の日々は、数年は続くのです。私は長男が3歳になりましたが、母親の体力が必要とされるピークがいつなのか、未だにわかりません・・・。ただ、そんな育児もやめたいと思わないのが、出産と同じでまた不思議なところですね。疲れることも大変なことも多いけど、「子どもを産んでよかった」と思ってしまうのが面白いです。
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