さていよいよ本題、体力づくりのお話です。
出産や育児には体力を使うから、妊娠中に運動をしましょう。というだけではなかなか続かないのが人間です。
そこで、妊婦が運動することの妊娠中の効果を挙げてみますね。体力や筋肉をつけることは、いろいろな利点がありますよ。
1・体重管理がしやすい
体重が増えすぎると、妊娠中毒症の心配が出てきます。妊娠中毒症とは、高血圧・むくみ・たんぱく尿などの症状です。双子などの多胎妊娠、35歳を過ぎての初産婦、もともと肥満気味の人、濃い味の好きな人がなりやすい症状です。また、体重が増えすぎるとお産そのものにも影響します。産道にも脂肪がついて狭くなってしまうのです。さらに、お母さんが太りすぎると赤ちゃんも大きくなることが多いのです。このようなことを防ぐためにも、運動は効果的です。
2・腰痛の予防
お腹が大きくなってくると、当然重く感じます。おなかに四六時中荷物を抱えている状態になるので腰痛を起こしやすいのです。運動によって腰の筋肉を使ったり強くしたりすると、かなり腰痛は少なくて済みます(経験者)。
3・便秘の予防
普段便秘しないからといって侮ってはいけません。妊婦はかなりの確率で便秘に悩まされます。これは、お腹が大きくなって腸が圧迫されるからというだけではありません。妊娠中独特のホルモン分泌の影響もあるのです。妊婦が便秘を予防するには、運動が一番。運動することで便秘が防げれば、自分の体も軽いですし、薬を飲まなくて済むので赤ちゃんにも安心です。
4・ストレス解消
妊娠中は心穏やかにゆったりと過ごすことも大事です。緊張したりストレスが溜まったりすると血管が収縮してしまいます。赤ちゃんはお母さんの血液から栄養をもらうので、なるべくリラックスした血管でいることが理想的なのです。水泳や散歩をしている時に、不安や悩みが整理されていったり、いろんな景色を見ることで気分転換になったりします。その繰り返しの中で、出産への恐怖感が消えることもあります。
このように、いろいろな目的や効果のある妊娠中の運動ですが、赤ちゃんの安全を守ることを忘れないようにしなくてはなりません。激しすぎる運動は次のような危険があります。
・妊婦が激しい運動をすると、子宮収縮を招くことがある。これが早産の原因となることがある。
・妊婦が激しい運動をすると、子宮に流れる血液が減り、赤ちゃんに必要な酸素が確保できない場合がある。それによって赤ちゃんの発育が妨げられることもある。
この2点を常に頭に置いて、無理なく体を動かすことが何より大事です。妊娠前から運動していた人は、運動の強さは控えめに、頻度は多く、を心がけてください。運動の習慣がなかった人は、まずは主治医に相談してから始めると良いでしょう。
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